「ベアナックルはもってのほか。ボクシング界への冒涜」
金平会長はタイソンのリング復帰について「チャリティーなどのエキシビションマッチなら良いと思います」とした上で、公式戦の本格復帰、ベアナックルの参戦に否定的な見解を示した。
「ズバリ言って(本格復帰は)やめた方がいいです。やること自体、ネガティブに考えます。タイソンはボクシング界のレジェンドですから、リングに上がれば当然、質が求められます。現役時代の晩年でさえスピードが落ち、スタミナに不安がありましたので、53歳での本格復帰は現実的ではないでしょう。ファンも悲しい思いをする。ベアナックルはもってのほか。ボクシング界への冒涜です」(金平会長)
また、英国の大物プロモーターであるフランク・ウォーレン氏も金平会長同様にタイソンの本格復帰に疑問を呈している。
専門サイト「ボクシングシーン」によると、ウォーレン氏は「53歳のタイソンにエキシビションマッチ以外に誰がライセンスを出すんだ。このロックダウンでイライラしているのは分かるし、私たちにファンタジーな試合を与えようとしているのも分かる。ファイトしたくなる気持ちも分かる。でもまたリングに上がったら恥をかくだけなんだ」と持論を展開している。
タイソンは5月11日(日本時間12日)に更新した自身のインスタグラムで練習公開し、動画の最後に「アイム・バック(俺は戻ってきた)」と宣言した。