ロックバンドのB'z(稲葉浩志さん、松本孝弘さん)は、2018年度と19年度に販売したチャリティーグッズの収益金の一部を、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている学童保育や医療現場へ寄付する。20年5月12日に公式サイトで発表した。
今回発表された新型コロナウイルス関連の寄付金額は計1850万円にのぼる。
今後も支援を継続
B'zは2011年からバンドとメンバーのソロコンサートツアーで災害復興支援を目的としたチャリティーグッズを販売し、収益金を東日本大震災や熊本地震などで被災した子どもたちへの支援金として寄付してきた。
今回、国内外における新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、メンバー・スタッフ間で協議をした結果、18年度の寄付金の一部と19年度の収益金の一部を「新型コロナウイルス感染症対策緊急支援」として充当することにしたという。
18年度の収益金からは、850万円分を「学童保育緊急支援」に充当。19年度の収益金からは1000万円を「緊急医療支援」(約1万枚のN95マスクの購入・配布および医療チームによる現場での直接支援活動等)として寄付する。新型コロナウイルス関連の支援金は計1850万円にのぼる。
また、18年度の収益金からは東日本大震災・令和元年台風19号で被災した家庭の子供たちへの給付金として1216万円を、19年度の収益金からは東日本大震災の被災家庭の子どもへの給付金として約580万円を充当するなど、災害復興支援の寄付も継続する。
今回の寄付についてB'zは、
「この寄付金が少しでも被災地の子どもたちを始め、新型コロナウイルスに日々対応されている医療従事者の皆様や学童保育の負担軽減に役立つことを願うと共に、被災地の復興と被災された皆さまのご安穏、新型コロナウイルスの一日も早い沈静化を心よりお祈りさせていただきます」
とした。
なお、バンドのグッズストア「B'z the Store」で2020年5月以降に販売中のチャリティーグッズの収益金の一部も、新型コロナウイルス感染症対策支援に寄付するとしている。
(13日追記)ご指摘を受け、記事の一部を修正いたしました。