堀江貴文、政府と自粛警察を一刀両断 「緊急事態宣言なんてせずに国民に任せておけば...」

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「緊急事態宣言自体が、ぼくは必要なかったんじゃないかと思います」

   2020年5月10日放送の情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)にSkypeで出演した実業家の堀江貴文氏が、政府の新型コロナウイルス対策を一刀両断した。歯に衣着せぬ物言いの数々に、ツイッターには「ホリエモンの言う通り」、「早々に封鎖しなかった政府も悪いけど、緊急事態宣言なかったらもっと酷いことになってたと思う」など賛否が多数書き込まれている。

  • 堀江貴文氏(2016年10月撮影)
    堀江貴文氏(2016年10月撮影)
  • 堀江貴文氏(2016年10月撮影)

「緊急事態宣言なんてせずに国民に任せておけば良かった」

   番組冒頭、堀江氏は5月4日に延長が発表された緊急事態宣言について「解除基準がないから、永遠に解除できない状況になっている」と指摘。新型コロナウイルスに関しては「わかっていないことの方が多い」としたうえで、政府の対応をこう断じた。

「わかっていないことを安全側に振ると、いつまでも経っても緊急事態を解除できないって話になっちゃう。緊急事態宣言をやらなければ、ここまできつい自粛が続くという状況にはならなかった」
「政治が安全側から、ちょっとリスクをとる側に戻さないとこの状況が一生続きますよ。この状態を一生続けるということは人間が人間であることをやめることと同義ですから、いつかこれは誰かが政治的リーダーシップをもって決断しなければいけない」

   すると出演者のひとり、フリーアナウンサー・田中みな実さんが堀江氏に「政府はどういう策を講じれば良かったと思うか」と質問。堀江氏は重ねて「緊急事態宣言なんてせずに国民に任せておけば良かった」と答え、緊急事態宣言が発令されなかった場合について私見を述べた。

「やらなければ、みんな適度に自粛をして...だって、みんなちゃんとマスクをしてるし、三密を避けるような行動を多分してたと思うんですよね。してない人ももちろんいるけど、してる人たちの方が多数派なので」

「自粛しなくて良いことまで自粛」はおかしい

   番組ではコロナ禍の中、外出している人や営業している店舗を非難する「自粛警察」の取り締まりがエスカレートしている実情を取り上げた。堀江氏は、司会の爆笑問題・田中裕二さんから、同氏が5月2日から北海道大樹町で予定していた小型ロケットの打ち上げが延期となった話を振られると、「町長が今までにないくらいのクレームを受けてちょっとビビっちゃって」と苦々しい様子で事情を明かした。

「見に来ないでと言ってるのに、見に来る人がいるかもしれないから、申し訳ないけど延期してくれと言われて...億単位の損失出ますけど、それをやれってことですかと。今回よくわからない理由で延期にさせられちゃったんで、今後緊急事態宣言がさらに延長になって、また『中止してくれ』と言われたら会社存続の危機」

   そのうえで堀江氏は、全国の飲食店や小売店、理美容院など従来通りの営業が難しい状況に追い込まれている店舗には、ルールを守っていれば、夜の8時までしっかり営業した方がよいとコメント。「自粛警察からやいのやいの言われるので、それにびびっちゃって本来できること、自粛しなくて良いことまで自粛しちゃってる。それで会社がつぶれちゃったり、首を吊ったりする人が出て来ちゃう。そういうことになるのはおかしい」と強い口調で持論を展開していた。

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