「一文の得にもならない」情報だが、それでも絶賛
これらの声、及び、その放送内容から察するに、ヒルナンデスを支持する声の裏に隠れているのは、その「人畜無害な情報」を歓迎する心理ではないだろうか。というのも、「阿佐ヶ谷姉妹」という、その温和な印象が好まれている芸能人が「お化け屋敷に興じる」という、それこそ、視聴者からすれば「一文の得にもならない」情報なわけだが、それでも前述のような声はネット上に多数上がっているのだ。
また、新型コロナウイルスの流行によって、出演者がリモート出演する中、
「コロナ情報も気になるんやけど...お昼はヒルナンデス ナンちゃんの笑顔は癒しだし、クイズなんかみんなで解答する人のこと応援し合って、正解すればみんなで喜んで、間違えればみんな残念がる 笑 ほのぼのするわ」
と、番組司会の南原清隆さん(55)を含め、出演者の姿がほのぼのとしたとする声も多い。これら、一人一人がバラバラの場所に置かれ、南原さんはスタジオで孤軍奮闘。
そんな異例の状況の中にもかかわらず、出演者の声が上手に統合されて番組として成立している姿に癒やされたとする声は多く、ネット上には他にも「久しぶりにヒルナンデスというかお昼バラエティ観て面白いなぁと思ったけど、そうか不快要素が無いから面白かったんだなぁ」とする声もあるほどだ。
これら、誤解を恐れずに言えば、「人畜無害」「一文の得にもならない」情報であるにもかかわらず、多くの人々を楽しませている「ヒルナンデス」。ネット上に上がっている声を見ていくと、「コロナ疲れ」を起こした人々の心に、ヒルナンデスは癒しを与えているようだ。それにしても、それこそ、「毒にも薬にもならない」はずの情報が、視聴者の心を癒し、それこそ、「結果として薬になっている」というこの状況は一体どういうことなのだろう。
そこで、J-CASTニュース編集部は、経営コンサルタントで心理学博士の鈴木丈織氏に、これら、ヒルナンデスのような番組によって人々が癒されていくメカニズムについて解説を依頼した。