エアコミケからバトン...「エアコミティア」開催へ進む準備 ハッシュタグで創作つなぐ

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   2020年5月17日に開催予定だった自主制作漫画誌展示即売会「COMITIA132extra」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となったが、代わりにインターネット上の企画「エアコミティア」を実施することになった。

  • コミティア公式サイトより
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エアコミケからバトンを受け取り「エアコミティア」を開催

   「自主制作漫画誌展示即売会 COMITIA(コミティア)」では、主に自費出版された作品(同人誌)の売買を行うが、一般的な同人誌即売会とは異なりオリジナルの作品に限定してマンガやイラストなどの頒布を行うことができる。従来の会場は、世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」と同じ東京ビッグサイト。プロ・アマ問わず3000~5000のサークルや個人が出展し、総来場者は約2~3万人の大型イベントだ。1984年から開催され、例年は年4回(2月・5月・8月・11月)開催している。

   2月9日の「COMITIA131」は参加者の健康管理を呼び掛けながら開催されたが、来場者数・サークル参加数はともに減少。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、5月17日に開催予定だった「COMITIA132extra」は中止すると4月1日に発表した。その後4月25日、「COMITIA132extra」に代わってインターネット上の企画「エアコミティア」を開催するとした。

   エアコミティアのメイン会場は、エアコミケ同様ツイッターとなる。エアコミケは、同じくコロナの影響で中止となったコミックマーケットの代わりに5月2~5日の間インターネット上で行われた企画。コミックマーケット準備会は5月5日、「エアバトン」を「エアコミティア」と東方Projectオンリー同人誌即売会「エア例大祭」に託した。

   コミティア実行委員会は、ハッシュタグ「#エアコミティア」を用いて作品の発表やサークル活動紹介を自由に参加ツイートするよう呼び掛けている。エアコミティアには「COMITIA132extra」に申込していないサークル参加者、一般参加者、スタッフ参加者も参加可能。感想をツイートするためのハッシュタグ「#エアPandR」も用意された。PandRは、コミティアの参加証を兼ねるカタログ「ティアズマガジン」の感想投稿コーナー「Push&Review」を表しており、過去に東京で開催されたコミティアで発表された全作品・全サークルの感想を募集している。

   これらのハッシュタグを用いられたツイートは、次号のティアズマガジンやコミティア公式サイトで紹介する場合があるとしている。しかし、いずれのタグを用いるにしてもコミティアのイベント規定と異なる作品・活動(二次創作やコスプレ含む)のツイートは禁じられている。

   また、ツイッターでの取り組みに加えて、「コミティアWEBカタログ」試用版も5月10日に公開する。こちらでは、「COMITIA132extra」に申込を行ったサークルを無料で閲覧することができる。これまでのウェブカタログやティアズマガジンでは公開していなかった、PRカットや申し込みジャンル、ペンネーム、外部サイトへのリンクなども掲載する。

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