「『コメント削除ガイドライン』に則って対応」
ニコニコを運営するドワンゴの広報は7日、J-CASTニュースの取材に対し、削除したコメントの内容やその理由について、次のように回答した。
「niconicoでは表現の自由を尊重しており、規制は最小限にとどめておりますが、『コメント削除ガイドライン』に則って対応を行っております。また、他のユーザーの利用を妨害するものとして、規約違反と判断し対応を行う場合もございます」
ここで言及している「コメント削除ガイドライン」は公表されており、その内容は大きく2つ。1つは「niconicoに書き込まれたコメントが『niconico利用規約』に規定される禁止事項に該当するもので、niconicoの適正な利用のためにコメント削除が必要であると運営会社が判断した場合」とするもので、具体的な「禁止事項」は下記のとおり。
・法令に違反する行為及び違反する行為を幇助・勧誘・強制・助長する行為
・「niconico」のサーバーに過度の負担を及ぼす行為
・「niconico」の運営を妨害する行為、運営会社が不適切であると判断する行為
・他の利用者の「niconico」の利用を妨害する行為
・公職選挙法に抵触する行為
・他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)
・他の利用者への中傷、脅迫、いやがらせに該当する行為
・差別につながる民族・宗教・人種・性別・年齢等に関する表現行為
・自殺、集団自殺、自傷、違法薬物使用、脱法薬物使用等を勧誘・誘発・助長するような行為
・性交及びわいせつな行為を目的とした出会い等を誘導する行為
・性的、わいせつ的、暴力的な表現行為、その他過度の不快感を及ぼすおそれのある行為
・児童買春・ポルノ、無修正ビデオ動画のダウンロードサイト等へのリンク掲載
・運営会社の許諾を得ない売買行為、オークション行為、金銭支払やその他の類似行為
・運営会社の許諾を得ない商品の広告、宣伝を目的としたプロフィール内容の公開、その他スパムメール、チェーンメール等の勧誘を目的とする行為
・他人の名義、その他会社等の組織名を名乗ること等による、なりすまし行為
・公序良俗、一般常識に反する行為
・その他上記に準じる行為
ガイドラインのもう1つは「メールアドレス、電話番号、住所、学校名、会社名、その他個人情報やプライバシーに関係するものであると運営会社が判断した場合」となっている。