緊急事態の関東で連夜の緊急地震速報 アラーム音に不安、ネットで「人工地震」がトレンド入りも

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   2020年5月4日から5日深夜にかけて、関東地方では千葉県を震源としたやや強い地震が2日連続で発生した。

   例年の大型連休と違い、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が延長されることが決まり、外出自粛も継続されるなど緊張が高まっている中で、連夜の緊急地震速報に人々の不安と、不確定な情報が飛び交った

  • 新型コロナと地震で、ネット上の不安も増えた?
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「アラーム音で飛び起きた」

   まず、政府が緊急事態宣言の延長を発表した5月4日22時7分頃、千葉県北東部を震源とした最大深度4、マグニチュード5.5の地震が発生した。死傷者などは報じられていないものの、多くの人がスマートホンで緊急地震速報のアラーム音を受信したこの地震は、SNSで大きな話題に上った。

   続いて5日深夜(6日未明)1時57分頃に、千葉県北西部が震源の最大深度4、マグニチュード5.0の地震が発生。深夜の相次ぐ揺れに、SNS上には不安な気持ちを投稿する声があふれた。

「この状況で避難所生活になったらどうなるのか」

   新型コロナの影響で精神的にも疲弊し、自宅で過ごすストレスが溜まっている中での連夜の地震に「地震多すぎ」「地震大丈夫」といった声が吐露されていた。夜に緊急地震速報を受信したせいで、「アラーム音で飛び起きた」など速報のアラーム音で精神的に不安定になる人もいたようだ。

   東日本大震災以来、東京直下型地震や南海トラフ地震への懸念も心の奥にあり、都市部で地震が相次ぐたびにこれらのワードもSNSに浮上する。加えて新型コロナの影響で「この状況で避難所生活になったらどうなるのか」という懸念も浮上している。

    2度目の地震発生から少し時間が経ち、6日朝になると「人工地震」という言葉がツイッターのトレンド上位になった。デマの類だが、これはデマを否定するツイートも合わせてのもので、デマを打ち消す勢いも存在した。人々のメンタルが不安定になりがちな情勢下で、情報へのリテラシーも求められている。

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