OBが選ぶヤクルト歴代ベストナイン ナンバー1捕手は「反骨心が強く熱い男」

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「これがプロの野球選手なんだと思いました」

   内野手は、1塁手に広沢克己氏(58)、2塁手は現役の山田哲人内野手(27)、3塁手は岩村明憲氏(41)、遊撃手は宮本慎也氏(49)を選出した。

「ファーストは広沢さん、オマリー、ペタジーニが候補でしたが、ヤクルトの在籍年数を考えると広沢さんだと思います。セカンドはやはり山田選手でしょう。今までヤクルトには印象的なセカンドがいませんでしたが、山田選手は実力的にもベストだと思います。サードは岩村選手とハウエルで悩みましたが、こちらもヤクルトの在籍年数を考えて岩村選手にさせていただきました。ショートは、私と同期の池山選手としたかったのですが、成績、リーダーシップといったところで宮本選手です」(橋上)

   最後に外野手の3人を選出してもらった。橋上氏が選出したのは、「小さな大打者」若松勉氏(73)、青木宣親外野手(38)、ウラディミール・バレンティン外野手(35)の3選手。現役からは青木、バレンティンの2選手が選出された。

「若松さんはなんといってもバットコントロールが巧みで、どのコースでもほぼ芯でとらえていました。あの体で普通にスタンドに運んでいましたから。これがプロの野球選手なんだと思いました。ヤクルトの中では松岡さんと同じようなオーラを感じました。本当ならば、青木選手、バレンティン選手と並んで稲葉選手(篤紀)も入れたかったのですが、3人に絞るとなると、このような結果になりました」(橋上氏)
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