「緊張を楽しんでいるように見えました」
「高津投手は制球が安定しており、フォアボールで自滅するようなタイプではありませんでした。野手からの信頼も厚かったです。高津投手は性格的に救援に向いていたと思います。緊迫した場面に強く、緊張を楽しんでいるように見えました」(橋上氏)
捕手に関して橋上氏は「大矢(明彦)さん、八重樫(幸雄)さんがいらっしゃるので迷いましたが古田選手です」と話した。古田敦也氏(54)は現役時代、「ID野球の申し子」といわれ、首位打者、最多安打、ゴールデングラブ賞など多くのタイトルを獲得。また、日本プロ野球選手会の会長を務め、2006年からは選手兼任監督としてチームの指揮を執った。
「古田選手は温厚そうにみえて芯が通っている。当時、リーグを代表するような大打者に厳しいインコース攻めをした捕手は、自分の打席の時に厳しいコースで攻められました。ですから普通の捕手はひるんでしまいます。それでも古田選手は反骨心が強く、決してひるむことはありませんでした。ああみえて、とても熱い男なんです」(橋上氏)