2007年の大毅戦が伏線に...
内藤VS亀田戦がここまで盛り上がったのは、内藤と亀田家との「因縁」が伏線にある。2007年10月に亀田大毅が王者・内藤に挑戦。試合は3-0で内藤が圧勝した。この試合で大毅のセコンドから反則行為を促すような発言があり、大毅自身も内藤を抱え上げて投げ飛ばすなどの反則をした。後日、亀田家から謝罪があったといい、内藤は和解したことを明かしたが、この「事件」はワイドショーなどで取り上げられ世間を賑わせた。
内藤は大毅との初防衛戦後、人気王者として王座を5度防衛。興毅に敗れた半年後の2010年5月に再起戦を行い、KO勝利を飾ったものの、この試合を最後に引退した。一方の興毅は、10年3月に暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)と王座統一戦に臨むも判定負け。その後、階級をバンタム級に上げてWBA世界バンタム級王座を獲得し、世界3階級制覇を成し遂げた。