現場の声は把握しているのか
接客に苦慮する現場の声は、本部に届いているのだろうか。J-CASTニュースが5月1日にキャリア3社の広報担当者に取材すると、いずれも「現場の声は把握している」と答えた。(ソフトバンク、KDDIはメール、NTTドコモは電話での取材)
その上で、現場への配慮についてソフトバンクは「ウィルス感染拡大防止のための対策備品の配備なども行っている」と回答。KDDIも「マスクやカウンターパーテーションなどの必要な備品の配備に加えて、接客時間の短縮、社会的距離の確保(ソーシャル・ディスタンス)、衛生対策等の感染拡大防止の工夫をお願いしている」と答えた。また、NTTドコモは「スタッフに対して出勤の意思確認をしている」とした上で、店舗では対面接客用フェンスの全店舗への設置や座席間隔を開けた利用客応対を行っているとした。
「不要不急」の来店客には、どう対処するよう指示しているのか。ソフトバンクとNTTドコモは「店頭でのポスター・張り紙」を通じたオンライン手続きへの案内を掲げた。一方、KDDIは「不要不急かどうかについては、お客さまごとの状況や状態によって異なる。全てのお客さまがウェブで手続きを完結出来る訳ではないことから、ご来店のお客さまに対して、店頭でそのまま受付をすべきか、ウェブ等へ誘導すべきかの仕分けを行なっている」と答えた。