コミケ中止で「がんばろう同人」 オンラインで創作・購入、大手ショップも協力

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   新型コロナウイルス感染拡大によりコミックマーケットが中止となり、インターネット上で「エアコミケ」が始まった。

   大型連休中は同人ショップも「がんばろう同人」キャンペーンが始まっている。大手同人誌ショップでも感染症対策を行いつつ、オンラインを通じて同人活動を盛り上げている。

  • コミックマーケット98の中止決定後「がんばろう同人」が立ち上がった
    コミックマーケット98の中止決定後「がんばろう同人」が立ち上がった
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「エア即売会」企画も

   2020年5月1日は本来ならコミックマーケット98(C98)の設営日で、代わりに「#エアコミケ」のハッシュタグがネットをにぎわせている。並行して創作活動を応援する「がんばろう同人」キャンペーンもネットを中心に始まっている。これはC98の中止決定後、コミックマーケット準備会と同人ショップ・印刷会社などが共同で始めたものだ。

   イベントが無くても、自宅で原稿を書き続けることはできる。大手同人ショップのメロンブックス・とらのあな・デジタルマーケットのFANZA同人などが参加し、ファンを応援している。例えば購入者には、本来コミケ会期中に会場で手に入るはずだった「準備会公式紙袋」の配布、特典付与などだ。一方サークル・作家の側へは、本来のC98の会期中にファンと交流できる場を提供する試みもある。創作支援プラットフォーム「Enty」はコミケの臨場感を出すために、「エア即売会―3日目プロジェクト―」を行い、作者がライブ配信できるプラットフォームを提供している。

   一方、これらのオンラインでの動きは。外出を控えることと表裏一体。実店舗を持つ同人ショップでも、営業時間の短縮を行いつつ店舗よりオンラインでの活動を呼び掛けている。

   とらのあなの場合、J-CASTニュースの取材に対し、入店制限や整理券の配布、店内での対人距離の確保を行っていると答えた。また感染リスクに晒される従業員にはマスク着用・体温測定等を行っている。「現在は店舗への来店呼びかけよりも、当社HPでの企画や当社通販のユーザー向け企画を多く打ち出し、通販をご利用いただいてのお買い物をお勧めする方向に注力を移しております」とのことだった。

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