「新たに創設した休みが取りやすい制度を使って、自宅待機が出来るようにもしております」
また、外部派遣の携帯販売員だという埼玉県内の女性は4月26日、店内の状況をこう説明した。
「そごうやルミネ、マルイなどは休業の中ビックカメラだけ営業しています。その為3密をすべて満たしているような毎日です。マスクもしない、集団(親子)での来店。今その商品は必要なのですか?携帯や時計買いに来るお客様も普通にいます。ビニールは引いてますが、お客様との距離は30cmとかなり近いです」
そして、「消毒もしてますが見ず知らずの人と話すのが怖くて仕方がありません。開けているからそこに人が来るんです。耐えられません」と漏らしていた。
店の休業を増やした理由について、ビックカメラの広報・IR部は30日、入居するショッピングモールなどが休業したり、15日から最寄りの駅エリアで1店に集約することにしたりしたためだと取材に説明した。
店や周囲の休業で客が集中しているかについては、「店内が過密になってしまっては本末転倒で、1店に絞ったからといってそんなことはありません」と話した。全店休業するかについては、「現状できる範囲内で対応しています」と説明し、今後については、都などの対応が変わらなければ営業を継続するとしている。
有楽町店の営業再開は、iPhone SEモデルの24日発売に合わせたのではとの指摘がツイッターなどで出ているが、そのようなことはないと否定した。
短縮営業する店があることについて、「お客様と従業員の安全確保を第一に、社会生活を維持するうえで必要な生活関連品等をお客様に提供してまいりたいと考えております」と理由を説明した。そのうえで、感染防止対策などについては、こう述べた。
「休業や営業時間の短縮する店舗を全国に拡大した上で、出勤日数の削減、入退店時の検温、マスク着用・手指消毒・館内消毒の徹底、レジカウンターへの透明シートの設置やレジでソーシャルディスタンスの確保等を行っております。また、様々な事情で不安を抱えている従業員には、電話相談窓口を設けるほか、新たに創設した休みが取りやすい制度を使って、自宅待機が出来るようにもしております」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
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