エジプト、サウジなどは外出禁止を一部緩和
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ラマダン中のエジプトでは20時~翌日6時までの外出禁止令を午後21時~翌日6時まで1時間緩和し、全てのショッピングモールや小型店舗などの営業を17時まで可能とした。レストランは原則配達のみとなるが、ラマダン開始前日のカイロ市内スーパーの商品陳列は例年とほとんど変わらないとのこと。サウジアラビアでも外出制限を緩和し、一部の商業や経済活動の再開を認めた。
ジェトロは28日付、リヤド(サウジアラビア)発の「ビジネス短信」内で、
「ラマダン期間中は、1年間のうちで衣料品などの購買意欲が最も高まる時期でもあり、小売り分野の活動緩和という今回の措置はそれに合わせたものと言える。(中略)他方で、国内では連日感染者数の増加が続いている。今次の外出制限の緩和を受けて、今後の感染拡大の影響も懸念される」
と、ラマダン特需による規制緩和とその影響に関してコメントした。