「間違った取材を、間違ったコメントをしてしまったこと、慚愧の念に堪えません」
玉川氏は自身の報道姿勢を、「私は1月末以来、この新型コロナウイルス感染症についてお伝えするに際し、もし私自身が感染したら、私の家族や大切な人が感染したら、そして日本に住むすべての人が感染した時に、どうすればその命が救えるのか、その苦痛を少しでも少なくすることができるかを考え、取材し、コメントしてきました」と説明。今回の件について、
「その命に直結する検査というものに関して、間違った取材を、間違ったコメントをしてしまったこと、慚愧(ざんき)の念に堪えません」
と反省の弁を述べた。
最後に「改めて関係者の皆様、そして番組を信頼してみていただいている視聴者の皆様に対し、お詫び申し上げます。本当にすいませんでした」と再度頭を下げた。スタジオに切り替わると、羽鳥アナも「行政の機関の方々、土日も頑張ってくれています。そういった方々の気持ちに反する放送になったと思います。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
前日28日の同番組で、玉川氏は「スタッフが確認していますが、(27日の東京都の感染者)39人という数は全部民間の検査の件数です」とし、「土日は行政検査が休みになってしまう」と話した。そのうえで「ゴールデンウィーク(GW)に入って、行政検査の休みが続くと、民間検査だけになるので、この(少ない)数字が続いていく可能性がある。それで本当に大丈夫なのか。『下がったままですよね、(緊急事態宣言)解除です』となったら大変だなと思う」と述べていた。