金正恩氏、重篤説は「インフォデミック」? 米韓がつかんだ実情は...

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金一家専用病院は「保健所と同じで手術や手術をすることができる施設がない」

   北朝鮮メディアの正恩氏をめぐる動静報道は活発だ。この半月だけでも、正恩氏が4月17日にシリア、18日にジンバブエ、20日のキューバ、22日にシリア、27日に南アフリカに祝電や答電を送ったことを写真なしで報じ、27日付けの労働新聞には

「最高指導者金正恩党委員長が元山葛麻海岸観光地区(江原道)の建設を積極的に支援した活動家と人々に感謝贈る」

と題した記事が掲載された。ただ、この記事の中に日付や写真はない。

   韓国メディアによると、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一相は4月28日の国会答弁で、北朝鮮メディアの動向が「正常な国政遂行を示唆している」との見方を示しながら、重篤説が飛び交う状況を「インフォデミック」だと指摘。

「韓国政府は、(北朝鮮の内部に)特異動向はないと自信を持って言えるほどの情報能力を備えている」
「韓米の間で、情報の評価は大きくは変わらない」

とした。

   CNNは正恩氏が「重篤」だとする一方で、北朝鮮専門サイトのデイリーNKが、正恩氏「金氏一家の専用病院・香山診療所」で「心血管疾患の手術」を受けて経過良好だと報じている。金統一相は、この診療所について「保健所と同じで手術や手術をすることができる施設がない」として、報道を否定した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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