櫻井翔ZERO「微熱」欠席の素晴らしさ テレビ界の「働き方改革」一気に進む

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確実に「世界」は変わった

   新型コロナウイルスの流行以前はあまり見られなかった、これら、出演者が「大事を取って」欠席するという現象。以前であれば、それこそ37度台の熱であれば、無理を押してでも出演していたタレントは多かったことだろう。

   実際、新型コロナウイルス感染が明らかになった「報道ステーション」(テレビ朝日系)の富川悠太アナ(43)は、平熱に戻っていたとはいえ、体調不良を感じつつも仕事を続け、結果的に残念ながら問題が大きくなったのは既報の通りだ。

   しかし、確実に「世界」は変わった。これは何も出演者だけの話ではなく、番組スタッフにも言えることであり、これまでのように体調不良を押して勤務することは、もはや、全く称賛されることではなくなったのだ。そう考えると、2016年頃から盛んに言われるようになった「働き方改革」が、「結果として」新型コロナウイルスの流行によりテレビ業界で浸透していく可能性もあり得る。

   また、感染者が出る前の対策も進んでいる。テレビ番組の出演者が2班体制となる例が相次いでいるのだ。

   6日には、「めざましテレビ」(フジテレビ系)に出演する久慈暁子アナウンサー(25)がインスタグラムで、同番組の出演者が2班体制に移行したことを公表。また、8日には、「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)が、やはり2班体制になったことを番組内で発表した。このほか、20日には「おはよう日本」(NHK総合)で2班体制がスタート。このため、20日~24日は高瀬耕造アナウンサー(44)が、翌週27日~5月1日は桑子真帆アナウンサー(33)が登場するという変化がもたらされた。感染症の流行という突発的な出来事が、テレビ業界の地殻変動の一端となりそうな気配が、今、正に広がりを見せ始めている。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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