「ありがとう、Origami Pay...」
キャンペーン開始当時の拙稿(18年12月19日配信)では、コード決済各社に加え、ニュースアプリもライバルになり得るとして、
「大規模なキャンペーンを行ったPayPayや、アプリの普及率がケタ違いのLINE Payと比較すると、まだ知名度の面では欠ける印象にある」
「Origamiの知名度が高まるかは、いかに『半額』のインパクトをアピールできるかにありそうだ」
と指摘していた。筆者の懸念通り、知名度を高めることが出来なかったOrigami Payは、今年に入ってメルペイに買収された。サービスやブランド名を「メルペイ」に統一し、アプリも共通化されない、事実上の吸収合併だ。
「こんにちは、キャッシュレス。」をキャッチフレーズに、日本におけるコード決済を切り開いた先駆者とも言えるが、ツイッターでは、
「ありがとう、Origami Pay...」
「ありがとうさようなら Origami Pay」
「そういえばOrigami Payでクレジット決済できるのって今日が最後なんですね」
といった投稿がチラホラ見えるのみで、その数は決して多くない。全機能が終了する2か月後には、ユーザーによる「惜別の嵐」が起こるのだろうか。
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)