「政府に対しても、効果的な支援策の検討と実施を強く訴えていきたい」
政府の緊急事態宣言にともない、立命館は4月8日から大学をキャンパス入構禁止と休講、小中高校を休校としている。27日の緊急支援発表には仲谷善雄総長名義のメッセージも掲載。学生らをこう激励した。
「キャンパスにおいて通常の学園生活を送れない状況が続いている中で、何よりも、夢を持って本学園に入学された学生・生徒・児童の皆さんが今、どのような思いで毎日を過ごされているかを心配しています。夢や目標から遠ざかっていくように感じられ、不安になっているかもしれません。ただ、今この状況だからこそしておくべきこと、この状況でもできることはあるかもしれません。改めて、皆さんそれぞれが学校において何を成し遂げたいのかを問い、自らの問題意識を高めてほしいと思います。また、学校や皆さん自身が世界や社会に対してどのような貢献ができるのかについて考える機会としてください」
ウェブ授業についても「インターネットを介した形式であっても、授業の質を維持し、学生・生徒・児童の皆さんがそれぞれの学びの到達目標を達成できるよう、全力を尽くしていきます」と約束。支援については、
「今後も、状況の変化に応じて、必要な施策を検討し実施していきます。また同時に、政府に対しても、効果的な支援策の検討と実施を強く訴えていきたいと思います」
と国に働きかける方針を示している。