「日本一長い駅名」変遷の事情 かつては「観光」強かったが...

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背景にある学校法人との連携・協力協定

   「日本一長い駅名」誕生の背景には立命館大学などを運営する学校法人立命館と京福電気鉄道との連携・協力協定の締結がある。3月13日、両者は地域社会の発展と人材育成への貢献を目指し、連携・協力に関する協定を締結した。

   従来京都市内に「立命館」と付く駅名はなく、京都市バスには衣笠キャンパス付近に停留所「立命館大学前」が存在する。京都市外の住民にとって立命館大学衣笠キャンパスへは阪急電鉄西院駅などから京都市バスに乗るというイメージが強い。京都市バスはオンシーズンになると渋滞や観光客の乗降により時間を要すため、衣笠キャンパスは検索アプリに表示される所要時間以上に「遠い」というイメージがある。

   恥ずかしながら、筆者は今回の改称を通じて京福電車で衣笠キャンパスにアクセスできること知った。改称を通じて渋滞知らずの鉄道(一部は道路の上を走るが)でアクセス可能であることを知り、衣笠キャンパスが心理的に近くになった。

(フリーライター 新田浩之)

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