「解読するというのもまた技術」「ハイテクを利用するのは論外」
「いや、私は疑問符だね、これは。ピッチャーは、それは分かっていたら嫌ですよ。バッターは分かった方がいいに決まっとるんだから。これはね、サインを盗むじゃなくてねえ、解読なんですよ。相手のね。団体競技でやるんならね、相手の戦力をしっかり解読する。盗むんじゃない」
張本氏は、例えば、バントや盗塁のケースを挙げて、こう話した。
「分かったら、これ外して、盗塁を刺すでしょ。これ戦略の1つだからね。なかなか難しい。日本だってね、何十年前からやってるんだから。センターからね、望遠鏡でやったこともあるしね」
ただ、上原氏の意見にも一理あるとして、「セカンドからねバッターに教えるのは、ルールよりもね、エチケットからして止めた方がいいと思いますよ」と付け加えた。
なお、上原氏も張本氏も、この日はモニター画面での出演で、関口氏が「ずっと家にいてイライラしません?」と聞くと、上原氏はそうだとしたものの、張本氏は、防空壕で何日も過ごした経験があることから、「イライラしませんね」と答えて、関口氏を驚かせていた。
サイン盗みについての張本氏の意見については、ツイッター上などで論議になっている。
「解読するというのもまた技術の一つのような気がする」「完全に無くすのは難しい」と同調する声が出る一方、「ハイテクを利用するのは論外」「フェアプレー精神に反する」「容認するようなこと言っちゃあかんやろ...」といった疑問も出ていた。ただ、外出自粛でもイライラしないという張本氏については、「同感。自粛疲れなんて甘えてる」「さすがです。あっぱれ!」と賛辞の声が多かった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)