スーパーなど、「特別手当」相次ぐ 従業員間で膨らむ感染リスク不安、クレームストレス...

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人的支援の動きも

   緊急事態宣言の発令に伴い、外出自粛が続く中、スーパーなどの販売額は増えており、店によっては1~2割増というケースもある。

   ただ、小売業界は、感染問題以前から人手不足に苦しんでおり、ギリギリのシフトを組んで回していた店も多い。「お客様1人当たりの買い物量が増えることで、商品の補充など業務が増加しているのに加え、不特定多数のお客様と接触するため感染リスクへの不安も大きい。従業員のストレスは相当膨らんでいる」と小売関係者は話す。

   さらに「なぜマスクを売っていないのか」など、客からのクレームも多く、従業員のストレスに追い打ちをかけているという。あるスーパーの関係者は「食品や生活必需品を販売し、地域の人たちの生活を守る役目を果たしていることを、お客様にも理解してほしい」と訴える。

   特別手当の支給は、現場で苦闘する従業員の労に報いるというだけでなく、貴重な人材をつなぎ留めたいという願いもあるようだ。スギHDは、手当の支給を前に、本社勤務の管理職を含む7~8割の従業員を店舗の応援に出し、商品の整理やトイレ掃除などに当たらせている。今後は手当だけでなく、人的支援の動きも広がりそうだ。

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