KKコンビの壁は高かった ミスター日ハム・田中幸雄氏が振り返る「1984年の甲子園」

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「なんとかいい方法で甲子園の土を踏ませてあげたい」

「夢であった甲子園に初めて足を踏み入れた時はとても感動したのを覚えています。ただ、私は2年生でしたので、試合では先輩に迷惑をかけてはいけないとの思いでいっぱいでした。試合を楽しむということはなかったと思います。でも、良い思い出として私の心の中に残っています」(田中氏)

   都城市内の中学を卒業し、甲子園に出場したい一心で名門・都城高に進学した。当初、田中氏はレギュラーになれなくても、応援団の一員としてでも甲子園に行きたかったという。幼いころからの夢が叶い、春、夏ともに甲子園の土を踏んだ田中氏は「運が良かったと思います」という。

   新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今夏に開催を予定している夏の甲子園の行方が不透明な状況にある。田中氏は「高校球児はみな、甲子園出場という夢を持って高校に入学し、甲子園を目標にして頑張ってきたと思います。春は出場校が決まりながらも中止になりましたし、なんとかいい方法で甲子園の土を踏ませてあげたい。そういう場を与えてほしいです」と率直な心境を語った。

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