「昔は190センチを超える投手は大成しないと...」
歴代の新人投手の中でもトップクラスの評価を与える橋上氏だが、その一方で次のような指摘も。
「最近は身長の高い好投手が増えましたが、昔は190センチを超える投手は大成しないと言われていました。身長が高ければ角度が付き、遠心力でスピードが増しますが、手足の長さを制御することが難しく、自分でうまく使いこなせずにバランスを崩してしまうケースもあります。一度、投球のバランスを崩してしまうと修正するのはなかなか難しい。ただ、佐々木投手の場合は体のバランスが良く、筋力も付いていますので心配ないとは思いますが、指導者は焦らずに育ててほしいですね」
また、橋上氏は、「予定通りに公式戦が開幕していれば」と前置きした上で、「佐々木投手は夏までに1軍のマウンドに上がっていたと思います。体力的なことなどを含めて先発ローテーション入りは少し酷だと思います。首脳陣もそれは考えていないと思います。おそらく様子を見ながらの起用になるでしょう」と話した。