番組のテイストがマイルドになる!?
まず考えられるのが、「出演者同士のツッコミ合いが減少する」ということではないだろうか。「オンライン開催」がどのような通信技術を使って行われるかはまだ分からないが、どのような方法であれ、回線を通じた上での映像や音声のやり取りにはどうしても「時差」が発生してしまうわけであり、それによって、意思疎通の円滑さが多少なりとも損なわれてしまうのは避けられないからだ。
ただ、この変化は必ずしも悪い変化ばかりをもたらすわけではないのではないだろうか。というのも、今期のゴチバトルについては、視聴者から「本田翼への千鳥ノブのツッコミがセクハラだった!」や、「増田貴久への本田翼の当たりがキツかった」といった、出演者同士のツッコミ合いが少々過激ではないかとする苦言が出ることが多く、それを報じるネットニュースも出るなどしていた。
もちろん、出演者同士ならではの信頼関係はあるだろうが、やはり、視聴者としてはこれらのツッコミ合いが気になってしまうのも無理はないだろう。ただ、通信に時差が出るという「ボトルネック」が発生することで、ツッコミ合いが減少し、結果として過激なツッコミも減少していき、番組のテイストがマイルドになっていくのではないだろうか。