女優・岡江久美子(本名・大和田久美子)さんが2020年4月23日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による肺炎のため、63歳で死去した。訃報が伝えられると、前日22日夜、長女の大和田美帆さん(36)が新型コロナウイルス感染予防を訴えたツイッターへの投稿に、改めて注目が集まった。
「だから絶対かからないようにするしかないんです」
美帆さんは22日深夜のツイッターで、新型コロナに感染した埼玉県の50代男性が死亡したことを報じた22日付産経新聞の投稿を引用していた。記事によると、男性は16日に感染確認されるも、「軽症」と診断され、自宅待機していた。だが20日に容体が急変、21日に入院し、同日亡くなった。こうした報道に美帆さんは、
「だから絶対かからないようにするしかないんです。うつさないようにするしかないんです。コロナ、怖いんです。
そのためには、どうか家にいれる人はいましょう。お出かけは、自粛しましょう。自分のためにも医療従事者の方々をこれ以上苦しめないためにも」
と、感染予防と外出自粛、医療従事者への気遣いを強く訴えていた。
その翌23日、母親の岡江久美子さんの訃報が流れた。所属事務所の発表によると、3日に発熱し、4~5日様子を見るよう言われたが、6日朝に急変。救急入院し、ICUで人工呼吸器をつけた。その後PCR検査で新型コロナウイルスの陽性が判明。懸命な治療を続けたが、23日5時20分に亡くなった。岡江さんは19年末に初期の乳がん手術を受けていた。20年1月末~2月半ばにかけて放射線治療をしており、免疫力が低下したことが重症化の原因かと思われる、としている。
「大変な時期に注意喚起するツイートをされてたのかと思うと、、」
訃報を受け、上記の美帆さんの投稿にリプライが急増。投稿内容と岡江さんの経過を照らし、
「美帆さんがどんなお気持ちで書いていたのかと思うととても苦しいです」
「この時、どういった心境で... 沢山思い出して、沢山泣いてください。その涙はお母様の愛情です...」
「この時は岡江さんのこと何も言ってなかったのに、、、ツラいでしょうね。ご冥福をお祈りします」
「ツイートではずっと元気にしてたので気がつかなかったです 美帆ちゃん、娘さん、そして大和田獏さんのお気持ちを考えると辛いです。美帆ちゃんの声が一人でも多くの人に届きますように。美帆ちゃんの大好きなお母様のご冥福心よりお祈り申し上げます」
「自粛継続します。気が緩まないようより一層、、大変な時期に注意喚起するツイートをされてたのかと思うと、、心中察しきれません。。美帆さんもですが、お母様の明るく笑われてる姿とても好きでした。ご冥福をお祈りいたします」
といった声が相次ぎ寄せられている。
だから絶対かからないようにするしかないんです。うつさないようにするしかないんです。コロナ、怖いんです。
— 大和田美帆 (@miho_ohwada) April 22, 2020
そのためには、どうか家にいれる人はいましょう。お出かけは、自粛しましょう。自分のためにも医療従事者の方々をこれ以上苦しめないためにも。 https://t.co/oWiDCqruV2