金正日氏の死去は2日以上も伏せられた
ただ、北朝鮮の首脳をめぐる健康不安説や死亡説はたびたび浮上しては消えてきた。
正恩氏の父、金正日総書記(当時)が死去したのは2011年12月17日午前8時半だと発表されているが、北朝鮮が死去を公表したのは12月19日正午。丸2日以上にわたって米国、韓国、日本は正日氏の死去を察知できなかった、という経緯もある。
今回の正恩氏の重篤説をめぐっては、韓国の聯合ニュースは20年4月22日、大統領府(青瓦台)高官の話として
「金委員長は現在、側近たちと地方に滞在していると把握している」
「健康異常を裏付ける特異な動向は把握されていない」
などと伝えている。
トランプ氏は21日(米東部時間)の記者会見で、
「報道があったが、(その内容は)我々は知らない。知らない。金氏とは良い関係を保ってきた。健康を願う、としか言えない」
などと事実関係の確認を避けている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)