「マイナポータル」の問題点
もしマイナンバーカードを持っていても、その利便性から、郵送申請を選ばないケースは多々あるだろう。オンライン申請は、政府の「マイナポータル」から必要事項を入力し、振込先口座の確認書類をアップロードする。電子署名を行うため、本人確認書類が不要なのがメリットだ。
マイナポータルを利用した電子申請には、確定申告(e-Tax)などの例がある。しかし、その操作性には、まだまだ改善の余地が残されている。筆者の体験レポート「iPhone+マイナンバーカードで確定申告、やっぱりわかりにくい!→どこがわかりにくいのか、ポイントをまとめる」(2月23日配信)から、いくつか引くと、
(1)マイナポータルAP(専用アプリ)とブラウザを何度も行き来すること
(2)マイナンバーカードのパスワードが、用途別にいくつもあること
(3)画面がスマホフレンドリーになっていないこと
といったあたりがポイントとなる。上記2つはパソコンにも共通するが、これらがどんな課題を持っているのか。