レンタルビデオ店員「三密、守れるはずない」窮状 客は倍増、出勤拒否の動きも...

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「生活必需品でもなく、娯楽が必要なら今はインターネットで」

   また、神奈川県内の店でアルバイトをしているという女性は、耳を疑うようなことがあったと明かす。

「休業要請対象の中に、レンタルDVDショップが表記されていますが、店舗の責任者から『休業要請は、強制ではないから、営業は続ける』と言われました。これを聞いて、どう思いますか?こんな認識で感染拡大を防げると思いますか?」

   周辺のショッピングモールなどが要請を受けて休業している影響で、店に開店直後から老若男女が詰め掛け、倍の忙しさになっているという。感染に一番注意しなければならない妊婦や乳幼児連れの家族も来店している状況だそうだ。この女性は、「本当にこのままで良いのでしょうか?従業員が求めるのは、緊急事態宣言の対象地域にある全店舗の休業です」と訴えている。

   このほかにも、「ウチの店舗では、緊急事態宣言後、売上は倍以上になり、外出自粛の足かせになっています」(神奈川県内のアルバイト男性)、「DVDや本は生活必需品でもなく、娯楽が必要なら今はインターネットでなんでもできます。なのに現場の人間を犠牲にして休業しないという姿勢が納得できません」(千葉県内のアルバイト女性)などと次々に投稿が寄せられている。

   実際、TSUTAYAでは、新型コロナウイルスに感染した店の従業員も報告されている。

   公式サイトでの発表によると、福井県越前市内の武生南店で4月7日、アルバイトの30代女性の感染が分かり、翌8日から当面の間、休業することになった。この女性が別に勤務する他企業で感染した人の濃厚接触者に指定され、ウイルス検査を行ったところ、陽性と判明したという。

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