「クリアなビニールシートにしたかったが、準備が整わなかった」
また、アルバイトをしているという30代女性は18日、ショッピングモールが休業になった店から路面店に客が流れてきて、レジにシートを張るなどしても、朝から晩まで列が途切れずに感染が心配だと嘆いた。「生活があるので辞めるわけにはいきませんが、せめて土日だけ休業などの策をとってくれないと、スタッフの気力も体力も限界がきています」と訴えていた。
レジのシートについて、セリアの営業部は4月20日、取材にこう説明した。
「本来は、クリアなビニールシートにしたかったのですが、準備が整っていませんでした。固さのある店の商品から、一番大きなサイズのを選びました。それが曇りの入ったポリプロピレン製のシートです」
そして、セリアでは20日、透明なビニール製のテーブルクロスなどでもよいとする通知を各店に出したことを明らかにした。また、会社で用意したシートの2.5倍の大きさのアクリル板を今週中に配るともした。
あいさつなどを控えるとしたポップの張り紙については、「見落として認識されていないお客さまから苦情があり、スタッフも心理的なストレスがあったのは事実です」と認めた。レジで誤解が生まれるなどしたとして、早ければ20日から、ポップを差し替えることを明らかにした。あいさつや金額など最低限の会話は行い、必要以上の声かけを控えるのは継続するとしている。
短縮営業や臨時休業は、イオンなどに入居している店や路面店の一部で行っているというが、「生活必需品を扱っていると考えていますので、セリアとしての営業は継続します」と話す。取材時点では、全体の9割ぐらいが営業している状態だとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
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