「あのスキャンダルが懐かしい」 コロナ以前の芸能ニュース思い出す声

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   新型コロナウイルスの流行を受け、2020年4月8日0時に緊急事態宣言が発出されてからまもなく2週間。20日には東京都で102人がウイルスに感染したことが判明するなど終わりの見えない戦いが続いているが、そんな中、ネット上ではツイッター上を中心にとある動きが出始めている。

  • 東出昌大さん(2016年撮影)
    東出昌大さん(2016年撮影)
  • 東出昌大さん(2016年撮影)

「どれだけ平和だったんだろー」

   あるアカウントは20日未明、就寝前とみられるツイートで、

「朝起きたら新型コロナウイルス?なにそれ?ってなってますように......ワイドショーは東出のことばっかりやってますように...(コロナ前最後に覚えてる芸能ニュースなんで...)」

との願いを込めつつ、ワイドショーで取り上げられる内容が、俳優の東出昌大さん(32)についてのものであることを願っている。また、別のアカウントは19日に、「コロナウイルスよりも東出不倫のニュースがメインだった頃が懐かしい」とツイート。テレビで報じられるニュースのメインが東出さんについてのものだったことを懐かしんでいる。

   東出さんについての情報量が増えたのは、2020年1月23日に発売された「週刊文春」で、女優の唐田えりかさん(22)との不倫が報じられてからのこと。同日頃といえば、翌24日には安倍晋三首相が在中国日本大使館に、日本を訪れる中国人観光客に対する春節の祝賀メッセージを掲載しており、日本では新型コロナウイルスの脅威がやっと認識され始めたことのことだ。その後、日本国内では東出さんと唐田さんの不倫騒動級の大きな芸能ニュースは見当たらないため、前述のような声が出てしまったようなのだ。

   また、別のアカウントは、

「世の中コロナ関係で話題、持ちきりで思う。東出、沢尻、槇原敬之の件で怒ってる日本ってどれだけ平和だったんだろーって今になって感じる」

と、東出さん以外に歌手の槇原敬之被告(50)や女優の沢尻エリカさん(34)の事件について思いを馳せている。槇原被告が覚醒剤事件で逮捕されたのは2月13日のことで、この日、神奈川県内では日本国内初の新型コロナウイルスによる死者が報告された日である。また、沢尻さんがMDMA所持の容疑で逮捕されたのは2019年11月16日のことであり、新型コロナウイルスの話題など影も形もなかった頃だ。

「平時」に思いを馳せるツイートも

   東出さんのことはもちろん、これら、過ちを犯した芸能人とコロナを絡めつつ、日本社会が平時だった頃に思いを馳せるツイートは他にも出ているほか、中には、

「東出がコロナに勝ちましょう的な動画を出したら他の芸能人みたいに誉められるのか、批判の嵐になるのか凄い気になる」
「今どのニュースを観てもコロナの事ばかり。そろそろ気分転換に東出、沢尻、槇原の近況を知りたくないか?」

といった、東出さんらに新たな動きがあれば、それを知りたいとする声すら出ている。もちろん、東出さんらにしてみれば、新型コロナウイルスの流行についての情報をかき消すために名前を出されるなどいい迷惑以外の何物でもないが、そうはいっても、東出さんらの情報が出ていたのが、もはや、「平時の象徴」となり始めている以上、ネット上にそのような声が噴出するのは無理もないことなのかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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