投稿者は感激「えらいこっちゃと」
一方、メカPさんによれば、ビリー・バンバンとアイマスをつないだのは楽曲「また君に恋してる」とのこと。07年にビリー・バンバン名義でリリースされた曲が14年に小早川紗枝名義でカバー企画(CINDERELLA MASTER jewelries!)に採用、CD化もされていた。
元々は長年歌ってきた「いいちこ」などのCMソングでしかビリー・バンバンを知らなかったというメカPさんだが、「また君に恋してる」カバーをきっかけに他の曲も聞くようになり、その過程で「薄紅」カバーを作りたいと思うに至ったという。理由は「薄紅」の曲調や歌詞の世界観がユニットに合っていると考えたためと、ビリー・バンバンが今度は小早川紗枝の曲をカバーするという構図になって「アンサーソングみたいでエモいと思ったのです」と語った。「はなしらべ」も曲調と歌詞の世界観で選んだという。
これらの動画に、まず進さんがツイッターで反応し、「公式巡回済み」の作品に。そして本人が本当にカバーした。
「お声を勝手に編集して遊んでいる立場ですので、最初『怒られるのでは......』と戦々恐々としていました」というメカPさんだが、進さんには感謝するばかりだという。
進さん本人によるカバーについては「私の意図を遥かに越え、ビリーバンバンさんの世界観に昇華された曲で、歌詞の解釈まで変わってしまうような表現力」を感じたという。アイマスユーザーにとっても新鮮な楽曲表現をもたらしたようだ。
そしてMAD動画が本人の目に留まり、ここまで大きな話題になったことについては
「子どもの頃からCMで拝見しているアーティストの方にリアクションを頂き、ご本人カバーまでしていただいたことは今でもあまり実感が沸かず、時折我に返っては「冷静に考えるとえらいこっちゃ」と震えております。菅原進さんはもちろん、一緒に驚き、楽しみ、感動してくれたアイマスファン界隈にも感謝です。アルバムも楽しみにしております」
と語る。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)