威圧感ないのに...「最強」はやっぱり
次は齊藤氏が現役時代に対戦した外国人選手の中で、最も優れた打者を選出してもらった。齊藤氏は一切、迷うことなく元阪神のランディ・バース(米国)を選出した。
「誰に聞いてもバースだと思います。私の印象では、非常に頭の良い選手でした。各球団のピッチャーの配球を読んでいたと思います。不思議と威圧感はありませんでした。打席にスーッと入ってくる感じでしたね。ですので、初球から打ってくるかどうか分からず、結局、ボールから入ってしまうこともありました」(齊藤氏)
バースは6年間、阪神に在籍し2度の三冠王に輝き、通算202本塁打を放った伝説の助っ人。齊藤氏は現役時代、バースとの対戦は多くはなかったが、投球には細心の注意を払ったという。