「諸事情を勘案し、個店ごとに柔軟に判断」
こうした店の状況について、ゲオ側はどう考えているのだろうか。
都などの休業要請があっても営業継続する理由について、ゲオホールディングスの広報課は4月17日、取材にこう答えた。
「営業についてはお客様のご要望、お問い合わせ状況、当社の感染予防対策の実行・準備状況、店舗の特性(面積・通路など)、勤務希望要員の状況などの諸事情を勘案し、店舗休業・営業時間の短縮等営業内容を決定しておりますので、個店ごとに柔軟に判断してまいります」
ゲオの臨時休業は、同日時点で、都内で1店舗、大阪では0店舗、全国では6店舗だとした。なお、7都府県のほぼ全店で短縮営業をしているという。「感染防止策については可能な限りの策を講じてまいります。緊急事態宣言が全国に拡大されたことによる対応は現在検討中となります」とも説明した。
店員だとする人から情報が次々に寄せられていることについては、こう話した。
「弊社従業員から御社に不満の声が寄せられてるとのことですが、社内には従業員に不利益の無い外部直通の通報窓口や相談窓口を準備しておりますので、今後そちらに相談がありましたら、真摯に対応してまいります」
なお、神奈川県綾瀬市内のゲオPATあやせ店では、アルバイトの感染が4月9日に分かったものの、店舗のお知らせで10日に告知し、その2日後に削除されたことに疑問や批判が寄せられている。
この点については、「本件は店内感染ではなく、感染者の個人の生活環境における感染となっております。保健所からは同店の従業員相互に濃厚接触者はいないという見解を得ており、保健所の指導のもと、消毒をしたうえで営業を再開しております。同じ店舗で働く従業員に濃厚接触者がいないということは、お客様へも感染させてしまっている可能性がないと判断し、ホームページから削除いたしました」と説明している。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
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