「子連れのお客様がたくさん来店したり...」 営業続けるリサイクルショップ、従業員の不安

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買取も「不特定多数の人が触ったかもしれない」

   また、家族がセカンドストリートで働いているという千葉県内の男性は、取材に店の状況をこう明かした。

「まず買取に持ってくる物は出処が不明の不特定多数の人が触ったかもしれない物です。どんな人がどんな衛生環境でいつまで使用していたかわからない物を触らなければいけない危険性があります」

   さらに、千葉では、短縮営業に留まっているため、周辺で休業が増えるとその影響が大きいと話す。

「他のハードオフやトレジャー・ファクトリーが一部店舗の休業を発表しているため、家にいることが増えたことで家を片付けて不要な物が出た方が、セカンドストリートに流れ込んでいます。店舗によっては、騒動前の休日ぐらいの混み具合をみせているそうです。さらには、セカンドストリートも千葉以外の首都圏店舗は休業を発表したため、千葉に近い都内、埼玉など近隣のお客さんが流れ込む可能性があります。上層部の決定によりそれでも店を回さなきゃいけなくなった社員、アルバイトの店舗スタッフの方々が疲弊しているのが現状です」

   4月15日には、札幌市の札幌南21条店のアルバイト従業員が新型コロナウイルスに感染したことが判明している。

   なぜ3都県以外は主に短縮営業になるのかについて、ゲオホールディングスの広報課は17日までに、取材にこう説明した。

「業種(フォーマット)・個店ごとに、諸事情を勘案のうえ、店舗休業・営業時間の短縮等営業内容を決定しております」

   千葉では、休業して補償も一部出す予定だったとの情報も寄せられたが、「そのような事実はございません」とした。しかし、「補償に関しては、労働基準法に沿って、様々なケースを考慮し、社内検討中」だと答えた。

   マスクについては、「入手困難であったため、支給が遅れ、結果として自己判断になってしまう部分がございました」と認め、「レジにお並びいただく際にソーシャルディスタンスを取っていただくお願いやレジへのビニールシートカバーの設置は随時対応店舗を増やしてまいります」としている。

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