「投げ込みが少ないピッチャーの体力がもつかどうか」
春の選抜大会は、無観客開催を視野に入れながら開催の道を模索したが、史上初の中止に追いやられた。高野連が選抜大会の中止を決定してから1カ月以上が経過するも、ウイルスの感染状況は一向に好転することなく、緊急事態宣言が発令される事態に発展。選手、学校関係者の安全確保が最優先されるなか、早い地域では約2か月後に地方大会が迫っており、残された時間は多くはない。
前出の関係者は「5月中に開催の可否が決まると言われていますが、そこから地方大会に向けて準備するのは時間が足りなすぎる。運営に関しても間に合うかどうか分かりません。何よりも生徒の体調が不安です。練習が不足している分、体力は落ちます。地方大会が始まる7月になれば猛暑が続きます。投げ込みが少ないピッチャーの体力がもつかどうか。今は不安しかありません」と心境を吐露した。