日本大学医学部が2020年4月10日、医療機関に医師の派遣を中止する通知を送付したことが、J-CASTニュースの取材でわかった。
新型コロナウイルスの感染拡大を懸念した措置で、13日からすでに派遣を止めている。
地域医療への影響は
日大医学部長名義の通知書によれば、同大が運営する日本大学病院(東京都千代田区)および日本大学医学部附属板橋病院(板橋区)では、新型コロナ感染者を複数人受け入れている。
そのため、同大の医師の中に陽性者がいた場合、派遣先に感染を広げるリスクがあるため引き揚げを決めた。5月6日までの措置とする。
医師不足が深刻な医療機関への影響が懸念されるが、日大広報は16日、取材に「医療機関ごとに抱えている事情が異なりますので,通知後の各機関からの相談や要請には適切に対応しております」と答えた。