特定非営利活動法人ジャパンハートは、医療従事者向けのマスク購入費を募るプロジェクト「#マスクを医療従事者に」を、クラウドファンディグサイト「READY FOR(レディーフォー)」で2020年4月15日から実施している。
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手、K-POPアーティストのジェジュンさんなどがプロジェクトに協力し、4月16日12時までに目標金額の5000万円を超える寄付が集まっている。
目標金額達成後も寄付相次ぐ
プロジェクトは集めた資金を元にサージカルマスクを購入し、マスク不足の医療機関に届けることで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大による医療崩壊を防ぐのが目的だ。
目標金額は5000万円で、購入したマスクは東京都立墨東病院、神戸市立中央病院など各地の医療機関に配る。ソフトバンクグループが月3億枚のマスク配布を開始する5月初旬〜中旬までに、100万枚のマスクを配る目標だ。マスクは「納入実績がある海外の信頼できる業者から仕入れる」という。
プロジェクトには大谷投手やジェジュンさんに加え、サッカー日本代表の長友佑都選手、競泳日本代表の瀬戸大也選手、タレントの武井壮さんなど17人の著名人が協力している。
ジェジュンさんはクラウドファンディングサイトの中で、
「医療従事者の皆様が、コロナと戦う人々を救うために、どれだけの危険にさらされているのかと、日々、胸が締め付けられる想いでいます。自由が奪われた現在、まずは医療崩壊を防ぐためにも、私達が出来ることはあります」
とコメント。
また武井さんは15日にツイッターで「医療従事者の皆さんを、患者の皆さんを、日本の医療を、日本を守ろう!!!」と投稿し、寄付を呼びかけた。
寄付期限は4月16日の23時までだが、同日の午前中には目標金額の5000万円に到達。その後も寄付は相次ぎ、16日13時現在は「ネクストゴール」として、500万枚のマスク調達を目指し、1億円を新たな目標に掲げている。