早稲田大学は、学生への課外活動などの自粛要請や、関連する施設の利用停止期間を2020年8月1日まで延長する。
春学期のオンライン授業終了日まで
新型コロナウイルスの影響により、卒業式・入学式を中止とし、2月25日に一定規模の参加者が予定されるイベントや懇親会といった課外活動についての自粛要請を発表していた。その後、サークル部室などの施設の利用停止や、サークルの新歓活動を含めた自粛要請期間の延長を複数回行ったが、3月30日には、
「活動自粛期間中にも関わらず、学外において練習や発表会等の課外活動を実施している」
「政府や東京都の自粛要請後にも関わらず、飲み会等で夜間に外出し騒ぐ」
と、学生の活動について大学へ苦情が寄せられていると発表しており、4月6日には不要不急の外出の自粛やソーシャル・ディスタンス(他人と距離を空けること)を意識した行動についても呼びかけていた。1日に春学期(前期)の授業を原則としてオンラインで実施すると発表しており、これに伴い14日に自粛や施設利用停止期間を春学期授業終了日の8月1日まで延長すると発表した。
学生生活課によると、周囲への迷惑行為を行った団体などには指導を行う方針であるほか、ウェブやSNSなどを通じて、サークルの活動内容を発信することは認めているという。また、野球部など体育各部についても5月6日までは活動を停止し、その後についてはまた判断するとした。学生の現状については「把握している限り、学生は活動を自粛しております」とコメントしている。