「商店は8割閉店」でも「人の殺到は見かけない」
日本大使館では、
「現時点では買い占めなどは起きていない。スーパーに、ものはある」
「米が入りにくくなっているという話は聞くが、政府も備蓄があるという点を強調している」
などと話しており、現時点では特段の混乱は起きていない模様だ。
首都ディリ郊外にある「聖イグナチオ・デ・ロヨラ中学・高校」で事務長を務める浦善孝神父(56)は、ブログで閑散とした首都のメインストリートの様子を伝えている。浦神父によると、「商店は8割ぐらい閉店している」が、「店に人が殺到するような様子はディリで見かけない」という。
浦神父が勤務する学校でも、学期の途中で休校を求められたため定期試験ができず、日本と同様の成績処理の問題が浮上している。さらに、非常事態宣言で帰省する教職員もおり、4月15日支給の4月分の給与を前倒して3月末に支払った。休校が長引いた場合(1)授業料を規定通り徴収できるか、それとも割り引く必要があるか(2)その場合は教職員への支給額はどうするのか、といった問題への対応が必要だという。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)