東ティモールが新型コロナで「鎖国」状態 現地の状況は...?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

5人以上の集会やバスの運行は禁止、学校も立ち入り禁止に

   東ティモールは、新型コロナウイルスの感染者がいる国からの外国人の入国を3月18日から禁止しており、その3日後の3月21日に国内で初の感染者が確認された。3月27日にはル・オロ大統領が「非常事態」を宣言。これにともなって、商業施設の営業は認められるものの、3月29日以降は、マスクを着けて入店前には手を洗い、他の人と2メートル程度距離を開けることを求められるようになった。5人以上の集会(葬儀は10人以上)、バス等の集団旅客移動手段の運行は禁止され、学校は休校に。学校施設への立ち入り禁止もできなくなった。

   4月10日には、インドネシアから陸路で入国してきた11人のうち1人の感染が判明。このケースとは別に、4月13日と14日に2人ずつの感染が確認された。累計の感染者数は6人で、そのうち最初に確認された1人については、すでに退院しているという。

   4月13日には、自国民を含めて入国を認めない措置が始まった。事実上の「鎖国」で、毎週水曜日に2時間だけインドネシアとの国境を開けて東ティモール人の帰国を受け入れたり、医薬品などを運ぶための飛行機がオーストラリア北部のダーウィンまで週3便運航されたりする以外は、事実上国外との接触は断たれることになる。

姉妹サイト