コロナ収束すれば「怒濤の世界戦ラッシュ」 今後予定されるボクシング興行に迫る

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井岡は王座統一戦、日本人対決に期待が

   WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(31)=DANGAN AOKI=の次戦も注目される。スーパーフライ級の他団体王者はタレントが揃っており、WBA王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、WBC王者負ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)らとの王座統一戦、もしくは世界3階級制覇の田中恒成(24)=畑中=との日本人対決の可能性もあり、いずれにしてもビッグマッチとなりそうだ。

   IBF世界スーパーバンタム級暫定王者・岩佐亮佑(30)=セレス=は、正規王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との王座統一戦が義務付けられている。アフマダリエフは1月31日に行われたタイトル戦で王者ダニエル・ローマン(米国)を判定で下し、WBA、IBFの2つの王座を獲得。アフマダリエフVS岩佐戦は、WBAとIBFのベルトがかけられる可能性が高く、岩佐にとってビッグチャンスとなる。

   井上、京口、村田...。新型コロナウイルスの感染拡大が収束すれば、日本人の世界王者による防衛戦、王座統一戦が立て続けに開催されるだろう。これに加えて世界王座に挑戦するタイトル戦も次々と開催される見通しだ。海外では世界ヘビー級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)の防衛戦や、日本のボクシングファンの注目度が高いWBC世界バンタム級タイトル戦、ウバーリVSドネアなどが控える。

   日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は、6月以降の興行再開に関して4月22日の協議会で決定する見通しだ。ウイルスの感染が世界に広がるなか、6月以降の興行再開は難しいとの見方があり、先行きは不透明なままだが、多くのボクシングファンは早期の興行再開を願っている。そして、興行が再開されれば、世界的に怒涛の世界戦ラッシュとなるだろう。

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