田中美久「莉乃ちゃんの後を引き継ぐ」の真意 変化の1年への意気込みは【HKT48・1万7000字インタビュー(4)】

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指原新公演は「後世に伝わる、ずっと大事にされるような公演に」

2020年には新劇場がオープンする。現行の西鉄ホールは、観客と近い「Bステ」が特徴だ(2019年11月撮影)
2020年には新劇場がオープンする。現行の西鉄ホールは、観客と近い「Bステ」が特徴だ(2019年11月撮影)

―― 新劇場オープンに間に合うかは分かりませんが、指原さんは新公演「いま、月は満ちる」を書き下ろすことになっています。アップテンポな表題曲は19年5月の「感謝祭」コンサートで披露されましたが、残りはどんな曲になると思いますか?

渡部: メンバー一人一人の良さが引き出せるような公演になったらいいと思います。
田中: やっぱり莉乃ちゃんが書いてくださるからこそ、メンバーの一番身近にいる方が書いてくださるからこそ、一人一人のことをよく知ってくれていると思います。歌詞も莉乃ちゃんが書いてくださるので、「自分の歌詞」「HKT48の歌詞」を莉乃ちゃんが書いてくれることにすごく意味があると思います。自分たちの曲がたくさん出来るのはとても楽しみです。

―― これまでのHKT48の劇場公演は、一度AKB48やSKE48が上演した演目を再演することがほとんどでした。指原さんの新公演が完成すれば、HKT48のオリジナル曲とAKB48の楽曲を組み合わせた「博多レジェンド」公演(13~14年)を除けば、HKT48としては初のオリジナル公演です。これまでの公演とは、相当違ったものになりそうですね。

田島: HKT48の宝になるような曲だと思うので、後世に伝わる、ずっと大事にされるような公演になればいいと思います。

―― 先日、HKT48の運営会社がAKS(現・ヴァーナロッサム)から独立し、「マーキュリー」として新体制がスタートしました。HKT48の広報担当者によると「福岡をはじめ、九州の皆様、行政、企業、メディアの皆様との連携を一層深めさせさせて頂きたいと考えております」とのことで、地元密着で活躍する場も増えそうです。HKT48としては21年開催予定の「世界水泳選手権」のPRサポーターとして起用されたほか、「かごニュー」(KTS・鹿児島テレビ)にレギュラー出演しています。20年4月には佐賀県唐津市のコミュニティーFM局で、佐賀県出身メンバーによる冠番組「HKT発からつGO」(FMからつ)も始まりました。田島さんはリポーターとして出演している朝の情報番組「アサデス。」(KBC・九州朝日放送)にスタジオ出演することも増えています。周囲の反応の変化はありましたか?

田島: 結構変わりますね。「アサデス。」さん(への出演)が始まってもう10回目くらいになりますが、(交流する)年齢層が上がって、地域のおじいちゃんおばちゃんが話しかけてくださるようになったり、地域での交流ができたり、中継先で行ったおばあちゃんがたくさん差し入れを持ってきてくださったり...。「HKT48というアイドルグループがあるんだね。じゃあ孫に教えとくね!」と、そこから(自分たちの話題が)広がっていくのも嬉しいです。東京の方はもちろんですが、福岡に愛されるアイドルになりたいので、地域の方との交流をこれからも増やしていけたらいいと思います。

―― 福岡市や九州各県の皆さんに、HKT48のどういった面をアピールしていきたいですか。

田島: まずはHKT48というアイドルグループがあるということを知っていただければ、色々な面白いメンバーがいることも知っていただけると思います。福岡市や、九州各県でそれぞれのメンバーの魅力を伝えて、必ずしもコアなファンとまでいかなくても、皆さんが「HKT48は知っている」といった感じができればいいですよね。街を歩いていて「HKT48だ!」って話しかけられるくらいに有名になりたい気持ちです。
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