安心感与えた「スケジュール見直し」
6月末までの公演中止が決まり、向こう3カ月弱は一切の舞台が観られなくなったタカラヅカファンだが、劇団への信頼は固い様子だ。2月下旬から小出しに公演中止が相次ぎ、今後の公演がどうなるのかとやきもきしていたところに、退団日の変更が告知されたために胸をなでおろしたファンが多かった。
公演中止が続くと、ツイッターには「愛してるよ宝塚歌劇団」というハッシュタグで、スターや劇団への愛をつぶやくファンが現れ始めた。当初は生徒の健康を気遣うものが多かったが、全公演スケジュールの見直しには、「英断」「万全の状態で退団を見送れるよう配慮してくれた」として劇団に感謝する声が圧倒的だった。
生徒のタカラヅカ人生の集大成であり一大イベントの退団公演を、収束すれば安心して迎えられるという安心感をもたらしたことは大きく、まずは新型コロナの蔓延という非常事態を乗り切り、生徒と共に笑顔で公演を迎えたいという希望を抱いているファンが多いようだ。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)