安倍首相の「うちで踊ろう」動画は、小池都知事・ヒカキン対談と何が違ったのか

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小池氏が「高い評価を生んだ」理由は...

   今回の件に限らず、井上氏は最近の安倍首相にはうかつな行動パターンが見え隠れするとも指摘する。

「4月7日の緊急事態宣言についての記者会見の時もそうですが、最近の安倍首相はきちんと確認しないまま行動に移してしまうのでしょうか。この時、安倍首相は『欠航が相次ぐエアラインの皆さんは、医療現場に必要なガウンの縫製を手伝いたいと申し出てくださいました』との発言を行いましたが、その後、航空会社の職員からは困惑の声が相次ぎました。十分な確認や根回しをしたとは思えず、頼りなさ満開です」

   なお、政治家によるネット上での動画による情報発信と言えば、10日にYouTuberのHIKAKIN(ヒカキン)さんのチャンネルに登場した東京都の小池百合子知事の例が挙げられるが、こちらに関しては、ネット上では「HIKAKINさんの動画観て理解した 小池都知事の話が分かりやすい」といった高い評価が相次いだ。一体、安倍首相との違いは何だったのだろうか。

「政治家と有名人という組み合わせこそ同じですが、小池知事の場合は、『自らがアピールしつくせない層』、つまり、今回の場合は『若い世代』にアピールすべく、ヒカキンさんの力を借りたという点が高い評価を生んだと考えられます。自らの力の限界をきちんと知り、それを埋め合わせることが出来るヒカキンさんに『頼み込んだ』という姿勢が見られるわけであり、この点が安倍首相に対してはるかに真摯な態度であると見る者に判断されたのです」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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