島津製作所「的中率ではありません」
しかし、偽陽性、偽陰性がなくなるわけではない。ここでの一致率とは、従来のPCR検査での判定と齟齬(そご)がない確率を指す。
こういった誤解のツイートや、その誤解について補足の説明をする医療関係者のツイートも相次いだためか、島津製作所は元々のツイートの約8時間後に「従来のPCR検査(感染研法)と同等の結果(陽性または陰性)が得られたということです。病気の陽性、陰性を判定する『陽性的中率・陰性的中率』ではありません」ともツイートし、注意を促している。ただし、元々のツイートは約6万9000回リツイート(拡散)されたのに対し、「続報」ツイートのリツイートは約4700回にとどまっている。
感染研の発表によれば、臨床サンプル(陽性10検体、陰性15検体)を使い、一致率が100%だったメーカーは、島津製作所以外に、ライフテクノロジーズジャパン、医学生物学研究所など4社だった(4月9日時点)。