ニッポン放送から女子プロレス、異色の転身 54歳の元ラジオマンは「第二の人生」を選んだ

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プライベートではリングアナの経験も

   三島氏とプロレスの出会いは、45年前にさかのぼる。小学4年生の時にテレビで初めてジャイアント馬場の試合を見た時、三島少年の全身に衝撃が走ったという。以来、プロレスにはまり、ニッポン放送の社員時代は、幸運にも番組の企画やイベント企画などでプロレス界と関わることがあり、プライベートではプロレスの興行でリングアナを務めた経験もある。

   ニッポン放送を退職するにあたり、具体的な将来設計があったわけではない。再就職先すら決まっていなかった。三島氏は当時を「無謀だった」と振り返る。

「何の根拠もない自信を持っておりましたが、やはり不安になるわけです。次にどんな仕事をやろうかと。私は独身なので何とかなるかなと思いながらも、とりあえず食べていかなくてなりませんから。先のことを何も考えずに退職することを決めてしまい、今思えばだいぶ無謀だったと思います」
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