映画監督・大林宣彦さん、当初の公開予定日に死去 「最新作」出演者がツイートした「思い」

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   映画監督の大林宣彦さんが肺がんのため82歳で亡くなったことをうけ、ツイッター上では大林さんゆかりの有名人から悲しみの声があがっている。

   大林さんは2020年4月10日に亡くなり、11日に各メディアが報じている。「転校生」(1982年)や「時をかける少女」(83年)など学校を舞台にした映画で知られ、最近では最新作が公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、公開延期が決まっていた。

  • 著書「大林宣彦の映画は歴史、 映画はジャーナリズム。」(七つ森書館)より
    著書「大林宣彦の映画は歴史、 映画はジャーナリズム。」(七つ森書館)より
  • 著書「大林宣彦の映画は歴史、 映画はジャーナリズム。」(七つ森書館)より

浅野忠信「一緒に映画を撮った日々を忘れません」

   大林さんは広島・尾道市で生まれた。CMディレクターなどを務めたのち商業映画監督に転身し、出身地・尾道を舞台にした「転校生」などのヒット作を生み出した。

   訃報を受けた11日には、ツイッター上に多くの追悼コメントが寄せられ、大林さんの作品に出演した著名人らも相次いでツイートした。

   「時をかける少女」で主演の芳山和子役を務めた女優の原田知世さんは、

「在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします」

   とコメントした。

   ロックミュージックに夢中になる高校生を描いた「青春デンデケデケデケ」(1992年公開)に出演した俳優の浅野忠信さんは、自身の出演シーンの写真ととともに、

「ありがとうございました。一緒に映画を撮った日々を忘れません」

   と哀悼の意を表した。

   大林さんの最新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」(4月10日劇場公開予定だったが、3月31日に公開延期を発表)に出演する俳優・ミュージシャンの高橋幸宏さんは

「監督。10日が新作公開予定でしたね。その日までは絶対、だったんですよね。監督との数々の思い出は僕の宝です。最後の作品、必ずや皆さんに届けたい、いや観て頂きます。届きますから。本当に、沢山、沢山、ありがとうございました」

   と映画公開に向けた思いを伝えた。

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