オンワードは希望退職、三陽商会は社長交代
業績低迷から希望退職の募集に踏み切ったのはオンワードホールディングス(HD)。2020年1月に実施し、予定数(350人)を2割上回る413人が応募した。割り増し退職金や店舗の減損損失などを計上するため、2020年2月期連結決算は240億円の最終赤字となる見通しだ。
三陽商会も2020年2月期連結決算で22億円の最終赤字となる見通し。最終赤字は4期連続。業績悪化の責任を取る形で1月1日付で社長が交代した。
暖冬やコロナという逆風が吹いているのは事実だが、人々の暮らしに衣類は欠かせないものでもある。気候変化への対応や販路をネットにシフトさせる動きが各社とも鈍かったことは否めないだけに今後、背水の陣で臨むことが必要となりそうだ。