VR空間に「待機列」「最後尾札」も バーチャル同人誌即売会、新型コロナで動き加速

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夏に「ComicVket1」も予定

   一方で、3Dの空間にまだ慣れないというユーザーの感想もあり、バーチャル空間では出展者に直接感想を送ることもできないので、リアルな「場」を介してのコミュニケーションにはまだ及ばないという印象を受ける。出展サークル数も80サークルにとどまり、現時点では普段から同人活動を行っているネットユーザー以外への話題性はまだ高くはない様子だ。

   今回は苦境の同人作家や印刷会社を応援する目的もあって急遽の開催となったため、プロのクリエイターらが中心の顔ぶれで出展となっているが、8月13日から16日にも即売会としてComicVket1を開催予定である。

   今後、新型コロナの状況次第で同人イベントもどのように推移していくか不透明だが、リアルなイベントが開催できない状況が続きバーチャル即売会という形態に慣れるユーザーが増えれば、作家とファンを媒介するツールとして定着する可能性を秘めている。

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